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コガタスズメバチの巣


玄関のデュランタが繁りすぎて風通しが悪くなっているので、思い切って剪定。計画を立ててやろうとすると、「やらなきゃやらなきゃ」とプレッシャーになる。思い立ってやるのが気が軽い。

ふと入り口の上を見上げると、「何、これ?」 とっくりが逆さまについている。

コガタスズメバチの巣_f0168149_2331501.jpg


調べてみると、コガタスズメバチの巣で、まだ女王蜂が1匹で作っている初期のもの。放っておくと働き蜂が孵化して巣をどんどん大きくし、撤去するのに業者に任せないと危険という。
それなら今のうち、ということで。けど、殺虫スプレーは使いたくないなあ。あのとっくり型の口のところさえ封じれば、女王蜂は出て来れないのだから・・・と考えながら床に就く。でももし刺されたらいやだなぁ~・・・・・

翌朝、目覚ましをかけたわけでもないのに5時に目が覚め、ぼんやりした頭のわりに、タンスから冬のコートを出し袖口を輪ゴムでとめ、耳の隠れる帽子をかぶり、メガネ、マスク、手袋と、もしかして夢の中でイメトレしていたかのような完全防備。除去用具は版画用インク練りスパチュラ、ガーゼ、アクリルジェルメディウム(これで女王蜂をゲットするのだ!)、ビニール袋。 いざ!!

椅子に乗って、とっくりの口の太さにガーゼを巻いて先端にジェルメディウムをこってり乗せ、とっくりの口元へ・・・あっ!なんてはかない、もう少し固いと思ったのに、はらはらと壊れ・・・ガーゼ作戦放棄。女王蜂の出て来ないうちにビニール袋を巣にかぶせ、スパチュラで支柱をこそげる。あっ、こちらもすぐはがれ、思ったより短時間に、そして一番強敵であるはずの女王蜂はなぜか不在で危険度も低く無事に除去完了した。

巣の撤去の半分は危険の除去だけど、半分は「とっくりが欲しかった」というのが本音でした。しかしビニール袋の中で女王蜂が植物繊維と唾液で作った巣は大きく3つに割れ育房もむき出しで、中に幼虫とさなぎがドックンドックンと生命感たっぷりで、対してわたしは進撃の巨人になってしまった気分なのでした(涙)。



コガタスズメバチの巣_f0168149_2347593.jpg





by o-k63 | 2014-05-22 23:44 | 日常
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